『偶然の祝福』の表紙

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偶然の祝福

小川 洋子 KADOKAWA

キリコさんはなくし物を取り戻す名人だった。息も荒らげず、恩着せがましくもなくすっと——。伯母は、実に従順で正統的な失踪者になった。前ぶれもなく理由もなくきっぱりと——。リコーダー、万年筆、弟、伯母、そして恋人——失ったものへの愛と祈りが、哀しみを貫き、偶然の幸せを連れてきた。息子と犬のアポロと暮らす私の孤独な日々に。美しく、切なく運命のからくりが響き合う傑作連作小説。

読書の脈

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